海外投資のメリットとデメリット
海外投資のメリットとは
海外投資には、特に富裕層に嬉しいメリットがたくさんあります。ここでは代表的なメリットを2つ、ご紹介しましょう。
①分散投資の手段として有効
投資の鉄則としてまず挙げられるのが、「リスクを下げるために、投資先を分散する」ということ。国内の様々な投資商品に資産を分散させるのはもちろん、資産運用の選択肢を海外にまで広げることで、分散投資の有効性は一気に高まります。
②為替変動による利益が発生することがある
海外投資では、為替変動によって大きな利益が発生することがあります。これは国内での投資では考えられない、海外投資ならではの利点だと言えるでしょう。
海外投資のデメリットとは
もちろん、海外投資には利点だけではなく、それなりにデメリットもあります。主なデメリットをいくつか見ていきましょう。
①カントリーリスクを考慮する必要がある
投資先の国で政情不安や金融危機などが発生した場合、持っている株式の価値が暴落するなどのリスクがあります。先進国であればこうしたリスクは比較的少ないと言えますが、経済成長中の発展途上国であれば、カントリーリスクのことをしっかり考えておく必要があります。
②為替リスクが付き物
為替変動は資産の減少や損失につながることもあります。海外投資では、為替相場や世界経済の動向に気を配ることが欠かせません。
海外投資をする際に気を付けたいこと
それでは、海外投資をするときにはどういったことに気を付けるべきなのでしょうか。まず注意したいのが、「海外の投資商品だからといってすぐに信用しない」ということです。これは一見当たり前のようですが、国内での投資なら問題ないのに、海外となると怪しい金融商品や詐欺まがいの投資商品に引っかかってしまう人が一定数います。「海外」ということは一旦忘れて、慎重にその金融商品自体を見極める冷静さが必要です。
また、海外のオフショア銀行などに口座を開いて本格的な海外投資をするのであれば、ある程度の資産を持っていないと、あまりメリットがありません。海外の銀行では口座の管理手数料がかかることも多いので、自分の資産状況が本格的な海外投資に向いているか不安なら、コンサルテーションなどを受けてみるのも良いでしょう。
まとめ
最後にまとめとして、今回のキーポイントをおさらいしてみましょう。
・海外投資には、「分散投資の手段として有効」「為替変動による利益が発生することがある」などのメリットがある
・海外投資には、「カントリーリスクを考慮する必要がある」「為替リスクが付き物」などのデメリットがある
・海外投資では、慎重に投資・金融商品の良し悪しや安全性を確かめる冷静さが必要
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